エンドレスエイトでムント様状態。もはやハルヒはエンターテイメントではない?

エンドレスエイト」15話が放送されました。


なにかおかしい・・電話がかかってくる気がした・・


で始まり、これまでより少し疲れた状態の面々が、
前回より少し省略された感じで夏休みの2週間を過ごします。
シーンがちょっと少なくなっているのは解決編だから?


ただ、シーンはいくつか省略されているようですが、少しテンポが遅くなっています・・・
まさか・・・今回で終わるよね?


・・・・


視聴後の感想:うわああああああ
・・・涼宮ハルヒの憂鬱は、もはや芸術作品になりました。


エンドレスエイトのこれまでの4話は、ほぼ同じ台詞、ほぼ同じシーンで構成された話が放送されました。
1、2話目までは良かったのですが、3話目で「必要か?」という声が大きくなり、それでもまあ、4話目で解決するさ・・と少し無理に擁護されていましたが、4話目が未解決パターンのまま放送されてしまいました。


次回解決編が放送されたとして、3、4話をすっ飛ばして見ても全く問題がない。
しかも、今期での放送が望まれている消失がなくなる可能性も・・・


たとえばゲームでも2周目を楽しめるものがありますが、もし2周目が全く同じ台詞で構成されていた場合、たぶん、絵や音楽も同じになるでしょう。予算的な問題もあり、わざわざ同じシーンで異なる絵を何回も作ることができません。その場合、2周目がちょっと台詞を変えただけのものだったとしたら、作っている段階でボツになってしまいます。新しい台詞を付け加えたりすることはそれほど難しくはありませんし、その方が面白いからです。逆に、全く同じシーンで構成されている場合は、たぶん操作キャラを変えたりして、メリハリを付ける構成になります。どうせ同じシーンで絵が違うのを用意するなら、別のキャラ視点で見れた方がプレイヤーが楽しめるからです。


エンドレスエイトは、そういった見る側が十分に楽しめる構成にはなっていません。作る側の自己満足の出来になっています(本当に満足しているわけではないとは思いますが)。

なまじ各話で絵を変えて作れてしまうということで、基本的なことがおろそかになってしまったようです。


シーンとしては同じでもそれぞれのキャラが少しずつ疲れたり絵や服や絵コンテは違っているので、作る側が「同じじゃないでしょ?」と言っているのが想像できますが、まあ、はっきり言えば、同じものを無駄に金をかけて幾つも作ったことになると思います。


仮に同じシーンがいくつかあっても、簡略化するシーンまで同じというのはいかがかと思います。
少なくとも、夏休み中にいろいろなイベントをこなしているはずなのに・・


まだ安心できるのは、作っている側に才能がないとか、まだその域に達していないとかいった問題があるわけではないということです。それぞれのキャラの心情を表現しようとしていたり、毎回絵を変えている点など、別に声優さんや作画で手を抜いているのではないことは分かります。


ただ単に、ほぼ同じシーンで構成されたものを何度も繰り返して放送するとどうなるかを作り手として試してみたかっただけなのでしょう。それと、誰も止める(止められる)人がいなかったと・・・


これが終わったらすぐに消失につながったり、残りの話が全て新作になったり、などの良い意味でのサプライズを期待しましょう。たぶんないだろうけど・・


P.S.
たしか、似たようなことはあった・・
救え煮のFF12発売前にポーションという飲み物がコンビニなどではなく、ゲーム店頭で発売されると聞いたときにも感じた違和感・・・そして発売後の2chでは、その出来が怪しいことを知らなかったプレイヤーが悲惨な悲鳴を上げながら本スレにやってきて「やっぱり」と安堵するのを見て楽しんだときと同じ・・・初期のころにウケたことを変わらず続けてしまう(作る人は変わる)ことで感覚がずれた状態・・
今回も2chの本スレがアンチスレと変わらない状態で、しかも結構スレが進む状態をナマアタタカイ目で楽しみましょう。
やはり、ムント様を作ったところは一味違うと痛感しました。